ワークマンの人気のヒミツに迫る!
機能性・ファッション性・低価格と三拍子揃った、大人気アパレル「ワークマン」。
いまワークマンは、働く人にはもちろんのこと、その人気ぶりはプロのお客様だけでなく、一般のお客様にも及ぶように。
その人気の秘訣はいかに…?
働く人のための
”コンビニエンス・ストア”
ワークマンの原点はワーキングウエア(作業服)などを提供し、働く人のための“コンビニエンス・ストア”を目指すこと。
そのため、ワークマンの一番の特徴はすべてを「標準化している」のです。
店舗の規模や在庫、配置を全国で統一し、買い物の利便性を高めています。
また、実用性・デザイン性・リーズナブルを重視することで、プロだけでなく、一般のお客さまにも楽しんでもらえるような提案をしています。
ワークマンの商品は、高い機能性と耐久力がありながら、スポーツ専門店の製品と比べると低価格でコストパフォーマンスが高いので、キャンパーや釣り人、ゴルフプレーヤー、ジョギング愛好家などアウトドア好きを中心としたユーザーに愛されています。現在では通勤通学といった普段使いに着ている人もいます。
ワークマンの経営戦略
将来的には、製造小売業(SPA)をめざしていて、現在ではなんと約35%の製品が自社開発製品。
オリジナルブランドの「ワークマンプラス」や「ワークマン女子」など、価格競争力のあるプライベートブランド商品(PB商品)を重視することで、顧客層のさらなる拡大と売上向上を狙っています。
物価高が進む現在では、PB商品の価格を据え置き、機能と価格で貢献することを打ち出していった結果、PB商品の売上アップにも繋がりました。
そのほかにも、経営戦略として、AI搭載の需要予測発注システムの拡充による徹底した在庫管理や、アンバサダーを活用したマーケティングを強化!
さらに、人口の多い都市部への出店を強化するため、「東急百貨店吉祥寺店」とコラボして百貨店にも進出。
今後の持続的成長に向け、客層拡大を狙う戦略に力を入れて取り組んでいます。
ワークマンの”直近の決算”
直近の決算では全体の売上は上がっているものの、物価高の影響から原材料や仕入れ価格の高騰によるコスト高が原因で、利益を圧迫され減益。
しかし、PB商品の売れ行きは好調で、自社ブランドの売上比率が上がっていることは、この先の利益率改善にはプラス材料になりそうです。
短期的な目先の利益ではなく、長期的な視点をもった企業努力で持続的な成長を目指している「ワークマン」は、これからも目が離せません。