世界中の人々にとってなじみ深い「VISA」(V)をご紹介!

ただのカード会社ではない

今回は世界中の人々にとってなじみ深い「Visa」について紹介していきます!

クレジットカードやデビットカードを持っているほとんどの人は、Visaのロゴを見たことがあるでしょう。しかし、Visaはただのカード会社ではありません。それは、世界中の金融取引を可能にし、経済を動かす重要な役割を果たしているグローバルな企業です。

カードの発行を行わない?!

Visaは、世界的な国際ブランドとして広く認知されており、世界シェア1位の地位を持っています。同社は、世界中の金融機関に対して決済システムを提供しており、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの発行、加盟店との取引、および関連する金融サービスを提供しています。しかし、Visa自体はお金を貸し出したり、預金を受け入れたりする銀行ではありません。取引を処理し、加盟店とカード発行銀行の間で資金の移動を促進する役割を果たしています。

自社でカードを発行しているAmerican ExpressやJCBとは異なり、Visaはカードの発行を行わず、決済システムのみを提供している点が特徴です。

Visaの収益は、取引ベースの手数料やサービス手数料などから得られます。取引ベースの手数料は、Visaのネットワークを通じて行われる取引の数に応じて発生します。サービス手数料は、Visaの加盟店やカード発行銀行に提供されるサービスに対して請求されます。

日本初の"タッチ決済"

Visaの強みは、その広範なネットワーク、信頼性、およびセキュリティです。Visaは、世界中の200以上の国と地域で利用可能であり、そのネットワークは、他のどのカード会社よりも多くの加盟店に受け入れられています。

デジタル決済の需要が高まる中、Visaはその成長性を維持しています。新しい技術の開発、新興市場への進出、および戦略的な提携を通じて、ビジネスを拡大しています。暗号通貨との連携を強化し、デジタルウォレットのサービスも拡充しています。

現在、日本では“タッチ決済”の普及が進んでいます。Visaのタッチ決済は、近距離無線通信(NFC)を採用した電子決済サービスです。日本では、2007年にサービスが開始され、当初は「Visa payWave」と呼ばれていましたが、現在はその名称は使われていません。Oricoが日本で初めてVisaのタッチ決済を搭載したクレジットカードを発行し、その後、多くの銀行やサービスがVisaのタッチ決済に対応しました。

金融業界のリーダー

Visaを象徴する古いロゴの青と金の配色は、バンク・オブ・アメリカの起源であるカリフォルニア州の青空と金色の丘を象徴しています。VISAのロゴは、小売店などでカードが受け付けられることを示す表示として、広く使用されています。

その後、ロゴマークは2005年と2014年に変更され、シンプルでモダンなデザインになりました。

1984年から、偽造防止のためにカードにホログラムが導入され、2005年からは、カードの外観のカスタマイズが許可されました。

 Visaは、革新的なアプローチとグローバルな展開によって、金融業界のリーダーとしての地位を確立しています。その堅実なビジネスモデルと、将来の成長に向けた戦略的な取り組みは、投資家にとって魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。

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