物言う株主からのプレッシャーは、株価にも大きく影響する (2024/4/17速報)

政策保有株を削減

4/14に三井不動産が長期経営方針を発表。
それに合わせて、三井不動産の株価も上昇

長期経営方針の中で明らかになった経営方針。

 

その中で特徴的なのが、

 政策保有株を50%削減する という話。

 

政策保有株とは、なんらかの企業同士の関連があって保有しているだけの株。企業のバランスシート上には載っているだけ、というもの。日本独自の慣行とも言えます。

 

政策保有株売却へ舵取りした背景には、三井不動産の物言う株主(エリオット・マネジメント)が、

 

 価値を生んでいない政策保有株式は、売却せよ

という大きなプレッシャーがあったから。

 

この物を言う株主からの提案は、ある意味、至極まっとうなことを言っていて、今までの日本企業はそういう提案があってもそれを無視してきたわけですが、時代が変わりいよいよ日本企業も、株主からの合理的な提案を無視することが出来なくなってきた、というわけです。

オリエンタルランドとの関係

そこで、オリエンタルランド株との関係ですが。

三井不動産は、オリエンタルランドの株式の約7%(約7,000億円規模)を保有しています。これが、今回の長期経営方針の流れで売却されるのでは、という憶測。

 

オリエンタルランド株価には逆風ですが、三井不動産株にはプラスの効果になります。

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