2023年度決算は、市場コンセンサスも上回る好決算!
加えて、最大1兆円を超える自社株買いも、うれしい大サプライズ!
一方で、今期つまり2024年度の見通しは、売上はほぼ横ばいで、利益は大幅減益を予想。この減益予想がネガティブで、決算発表後トヨタ自動車の株価は下落しています。
これについては、そんなに悲観的になる必要はないと思います。その理由は、
① 減益の理由が、未来への投資だから。
未来に向けて人的資本投資とモビリティカンパニーへの変革に伴う成長投資、を明確に宣言しているので。将来に向けての投資
② そもそもこの会社予想自体は、相当保守的な数字。
為替レートの想定も145円と、相当保守的に見ている前提の数字なので。トヨタ自動車は1ドルの円安で500億円の営業利益が出る会社です。
③ 自社株買いを発表。
株主還元もちゃんと考えている。
個人的感想
以降は、個人的な感想です。
トヨタ自動車は、今回の決算発表の中で、
「日本経済を牽引するリーダー企業として、日本の産業構造に対する責任と、日本の未来に対する方向性」
を示しているんだろうな、と感じられました。労働者が550万人もいる自動車企業の頂点に立つ会社なので、そうした崇高な志が必要なのでしょう。
そういう意味で、近未来の日本社会のあるべき姿を提示しているように感じて、今後も応援していきたいと感じました。
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