円安とややおこぼれ的に、日本の造船銘柄株価は好調(2024/6/18)

「造船」銘柄が、HOTです。

 

「造船」銘柄とは、船を作っている造船はもちろん、船向けのエンジンを作っている会社です。

この造船業界が活況な理由は大きく2点。

 ① 新規の建造が活況

   過去では2000年頃が造船ブームでした。そして、船の耐用年数は20~25年程度。 

   今まさに船のリプレースメント需要が来ています。

 

 ② 円安でものすごく好採算になっている

   円安がすごい追い風になっています。

 

 というわけで、円安基調がまだまだ続くとするならば、造船銘柄の株価もまだ上を狙える可能性はありすです。

一方で、リスクは「円高」です。

ここだけは要注意! 円高で、一番最初に業績が悪くなるリスクがあります。

 

 ちなみに、日本の造船は世界的にどのような位置付けにあるのか、ですが。

 日本は造船業において、世界第3位。

   第一位 中国(シェア 約50%)

   第二位 韓国 (シェア 約30%)

   第三位 日本 (シェア 17%)

 

 日本も、1990年頃までは世界第一位だったのですが、その後、韓国、中国に抜かれてしまいました。

しかも、現在のところ、液化天然ガスを運ぶような大型船の建造においては、中国と韓国がほぼ独占していて、日本は太刀打ちできない状況。そういうわけで、造船業自体が日本においては「骨太」の業界、とは言いにくいので、そこも理解した上で、投資もこれからはややトレンドフォロワー的なトレードだ、と意識して検討してみてはいかがでしょうか。

本投稿記事に掲載されている内容は、STOCK POINT株式会社のサービスについてのご案内等のほか、投資一般に関する情報の提供を目的として当社が作成したものです。
個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。

1件のフィードバック

  1. 造船は一般には馴染みはないけど、国の根幹に関わる産業です。これ、深堀りすると楽しいですよ。特に造船会社はオーナー企業が多く、個性的なので何かと面白いです。ホームページもね。

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