ドル円が遂に160円を突破しました。
過去を遡れば、2011年付近の水準から、ドルの価値が約2倍になった、ということです。
今週金曜日の米国PCE※に向けたポジションづくりかもしれませんが、それにしてもこの円安傾向は流石に気になります。
※ 「Personal Consumption Expenditures」の略で、米国の個人消費支出のこと。
為替は、企業の業績に大きな影響があります。
輸出企業には、円安は業績にプラスの効果が。一方で、エネルギーや原材料を輸入している企業には、この円安は業績に厳しい局面となります。
また、私たちの生活にはと考えると、仮に1ドル160円が続くと仮定した場合、物価上昇の影響で、家庭の支出は年間9.5万円ほど増加するという試算も出ています。こうなると、残念ながら、個人の生活には厳しい環境がまだ少し続きそう。
一方、株価は、というと。
株価は上がりやすい環境になると思います。
金利はそれほど上がらない中で、インフレだけ進んで行く、という方向が考えられます。
足元は、金曜日の米国PCEに注目です。
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