決算説明会プレゼンテーション資料から抜粋
当期利益はまだ赤字ですが、決算の内容自体は改善方向が見える「良い決算」でした。
懸案の「楽天モバイル」事業も、契約者数はほぼ予定通り達成しています。
好調理由と「モバイル事業」は?
好決算好調な理由は、
① インターネット事業が引き続き堅調
流通量が増加して、売上・利益ともに拡大しました
② フィンテック事業も売上を伸ばしています
特に直近では金利上昇で、利益率が拡大しているようです
一方で、懸案の「モバイル事業」ですが、
契約者数目標だった800万回線に対して、8/7時点で770万回線まできていて、ほぼほぼ予定通りの進捗。但し、回線あたりの月額売上が当初の想定の2,500~3,000円に比べると2,031円とやや低いところは気になるところです。
今後は、「新規回線獲得数」だけでなく、収益性も上げる施策を同時に実施していく必要があります。
ただし、明るい話題も。
これは、「楽天モバイルを契約したユーザーさんは、契約していないユーザーさんに比べて、かなり高い割合(約4.2倍)で、楽天Gのサービスを利用している」という話です。
つまり、もし楽天モバイルの契約者数が、2000万人、とかなった時に、モバイル事業だけでなく「楽天経済圏の中の取引規模」はどれくらいになるのだろうか? という可能性を考えると…、期待に胸が膨らみますよね。
楽天ポイントの「お得感」と、いろいろなサービスが一か所で利用できる「便利さ」によってユーザーを獲得する「楽天経済圏」のビジネスモデルは、これからどうなっていくのか。
楽しみです!
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3件のフィードバック
モバイル事業好転の兆しが見えて、三木谷さんが提唱する楽天経済圏の構築に明るい材料となっているかも。
一つの大きい企業体が日本全体を元気にする一翼を担ってくれることを期待しています。
宜しくお願いします