スーパー大手、イオンとセブンを比べてみた!決定的な違いは…(2024/9/27)

私たちの生活で、いつもお世話になっている身近な会社。

「イオン」 と 「セブン&アイ」

この2社の株価をまず見て見ましょう。

 

チャートにある通り、このところの株価の伸びは「イオン」の方が好調です。

では、イオンの方が業績が良いから?なのか・・・

 

実は過去の売上高を比較してみると、両社は売上高についてはほぼ互角。

どちらが飛びぬけて売上が大きいというわけではありません。

 

一方で、当期利益についての比較してみると、

 あら不思議!

利益は「セブン&アイ」の方が飛びぬけて良い業績なのです。

それでは一体、「イオン」の株価堅調の理由はどこにあるのか!?

ここで、株主の構成比を見てみましょう

ここから見えてきたのは、

 イオンは、個人株主も含めた「株式の持ち合い」的な構造を作っていることが、結果として「浮動株が少ない」という構造になっていて、株価も上がりやすいのではないか

ということ。

イオンの戦略​

イオンの戦略には、明らかに「株式の持ち合い構造を作る」という明確な意図があり、金融機関、提携する他のスーパー、仕入れ先などの取引先と株を持ち合っているように推測します。

同じように、「個人株主」に対しても、「売らない投資家」をつくり出すために、たとえばキャッシュバックなどの株主優待制度を行っています。

 

この構造を作っていることで、イオンは株価のパフォーマンスがセブン&アイより良かった、のではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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