トランプ氏が大統領選に勝利しました。
日本株は早速(11/6)1,005円も上昇。
米国も株高・ドル高(円安)・金利高(債券安)で反応しています。
ではこれから年末にかけて、日本株は「このまま上昇!」と期待できるのか?
結論から言うと、日本株の今後を占うのに重要決定要素は、
日銀の金融政策!
です。
12月に日銀の金融政策決定会合が開催されます。
そこで、ズバリ!
日本で、利上げがあるかどうか!
この結果次第で、日本株に追い風にも向かい風にもなります。
利上げがあれば、日本株にはマイナス
利上げがなければ、日本株にはプラス
日本の今の現状
日本の今の現状を見てみましょう。
① 物価上昇率が年率2.5%程度
② 政策金利は0.25%、10年債は1.0%
つまり、
「インフレ率 > 金利」
という状態でなので、実質金利はいまだにまだマイナス。
これは、株や不動産が上がりやすい環境です。
日本株がこのところ勢いがあるように見えるのはこれがひとつの理由です。
そこへ、トランプ相場で円安が進行すれば、さらに「国内の物価が上昇する」ので、日本株にとっては、これはさらにプラスの追い風なのですが…
ただ、私たちの生活に目を向けてみると、続いている値上げラッシュは生活に大きな負担を強いています。物価の上昇は「円安」が大きな要因ですので、これ以上の物価を抑えるために国内の利上げをする(⇒円高になる)という判断を日銀がするかもしれません。
利上げした場合
ただもし利上げをした場合、国内経済、特に、中小企業の利益や一般消費者の可処分所得は決して強くなく、利上げに耐えられるかどうかわかりません。最悪、 8月上旬のクラッシュのようになる可能性もあるかもしれません。
日銀(及び日本政府)は、この両方のリスクのはざまで、12月の金融政策を決めることになります。
年末にかけての日本株は、日銀の決断が大きなカギになりそうです。
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