参考元:総務省統計局ホームページ
今年の新米、その値段がなんと6割上昇って!!
日本人にとって主食のお米。最近の物価高で一定の値上がりは仕方ないとして、
なんでお米だけ去年に比べてこんなに値上がりしているでしょう?
公になっているその理由は、
① 温暖化による夏の高温被害があった
② インバウンド増加で米の需要が増えた
ですが・・・
それって、ホ・ン・ト ???
ちなみに、先月末に発表された消費者物価指数の、コアコア指数というのがこのチャート。
コアコア指数とは、生鮮食品とエネルギーを除いた指数なのですが、このコアコアが急速に加速している!その直接的な要因は「お米の値上がり」。
お米は、
市場原理が働きにくく、特定の団体や組織が価格設定力を持っている
ものの代表です。
実際に、今年の新米の収穫量は去年と比べて決して減っていないし、インバウンド需要が増えたと言っても、それは全体の需要の数パーセントにもならないくらいの影響。
それよりも、価格決定力のある組織が、意図的に価格を上げているのではないか、と思えてしまうのです。この6割上昇分も本当に農家さんに還元されているのか、という話。
12月の日本経済は・・・
こういう状況を見ると、今後も市場の需給とは関係なく、物価の上昇が続くのではないか。
一方で、12月には、日銀が利上げをするのではないか、という憶測があり、そうなると、
物価高で国内の消費は弱い
それでも日銀は利上げをする
ということで、12月は日本経済にはマイナス要因が重なりそうです。
というわけで、12月はもしかしたら日本株にはマイナス=下落のタイミングがあって、その時のために今、現金を持っておいて、下値で日本株を拾う準備をしていてはいかがでしょうか?
というのが、今回の話。
ちなみに、全くの憶測なので本当のところは分かりませんが、今年、農林中央金庫が外債運用で巨額の損失を計上して、その損失補填のために全国の農協に資金拠出を求めた話がありました。それがまさか、お米の価格上昇と関係ある…なんてことはないことを祈ります。
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1件のフィードバック
憶測が憶測を生む
なんてことは、フツーに起こります。
これを、根拠なしとか、騙されるなと一蹴するのは、短絡的かと。
このところのお米の値上げについての憶測の真偽を追求するよりも、素直に現金を確保して、日本株相場の「その時」に私は備えます。
どうなるかわからない時に賭けに打って出るよりも備えるほうがツブシが利くと思っています。