時計だけにとどまらないセイコー
今回は老舗時計メーカー「セイコーグループ」について紹介していきます。
現在、社会に届けている製品は時計だけにとどまらないセイコーグループ。時計で培われた技術が世の中をより良くするために使われているんです。
世界初の腕時計
1881年に創業したセイコーグループは、時計製造を通じて世界に影響を与えてきました。
世界初のクオーツ腕時計の開発など、その技術力は「匠・小・省」の3つの原則に基づいています。これは、匠の技術力、小さな改善の積み重ね、そして省エネルギーという意味です。これらをモットーに、セイコーグループは新たな価値をつくり出し、社会に貢献してきました。
時計製造だけじゃない!
セイコーグループは、時計製造だけでなく、デバイスソリューションやシステムソリューションなど、幅広い事業を展開。
ウオッチ事業では、自社一貫製造を行い、5つのグローバルブランドを中心に商品を提供しています。クロック事業では、掛け時計の製造からアフターサービスまでを手掛けています。
また、デバイスソリューション事業では、電子部品や精密部品、プリンティングデバイスを展開し、社会と産業を支えています。
スポーツ大会に欠かせない○○を提供
1964年以来、セイコーグループは多くのスポーツ大会で計時・計測システムを提供し、競技の公平性と正確性を保証してきました。幅跳び競技には、カウントダウン表示盤や風向風速計などの機材を、トラック短距離競技にはスタートピストルやフォトフィニッシュカメラなどを、そして水泳競技にはタッチ板やビデオシステムなどを提供しています。
これらの機材はそれぞれの競技におけるパフォーマンスを正確に記録し、選手たちの努力を最大限に評価するための重要な役割を果たしています。
人々や物、時間をつなぐ
セイコーグループは10年ビジョンを掲げており、アナログとデジタルを掛け合わせて、人々や物、時間をつなぐ製品とサービスを作ることを目指しています。時計事業を中心に技術力を高め、アナログ技術とデジタル技術の相乗効果を活用して新しい価値を創造していくのです。
人々が信頼や感動で結びつき身近に感じあえる「小さな世界」や長い間あるいは時を超えて思いが届く「 LongLifeな社会」を実現し、大量消費型から脱却した持続可能な循環型社会の実現に貢献していくと表明しています。
時を測り生活を豊かに
時計製造の伝統と革新を融合させ、社会に貢献するセイコーグループ。その技術力は、時計だけでなく幅広い分野で活かされ、持続可能な社会に貢献する製品とサービスを創造し続けています。これからもセイコーグループは、 時を測り私たちの生活を豊かにしてくれることでしょう。