金融機関だからできるSDGs「三菱UFJ銀行」(8306)をご紹介!

今回は、企業様の素晴らしいSDGsの取組みについて“三菱UFJフィナンシャル・グループ”経営企画部サステナビリティ企画室の濱田様と杉山様、
そして、“三菱UFJ銀行”デジタルサービス企画部の田中様にお話を伺いました。

 

【写真】MUFG経営企画部サステナビリティ企画室の皆様

左後列(杉山調査役・野副調査役・天田次長・安西上席調査役・宮坂上席調査役・渡辺室長) 左前列(濱田調査役・早坂さん・小鹿調査役・小池さん)

目次

MUFGグループの取組み

──SDGsって、簡単にひとことで言うと、なに?

濱田様:SDGsとは、 「誰ひとり取り残さない、持続可能な社会を実現するための21世紀における人間と地球の憲章」 と理解しています。 取り組みとしては、2030年がひとつのゴールではありますが、そこで終わることなく、持続可能な社会を実現するために今後の人々の営みに影響を与える指針となっているもの、です。

SP:そんなSDGsについて、金融グループとしてはどういうことに重点的に取り組んでおられるのでしょうか?

 

濱田様:まずは当社が公表している「サステナビリティレポート2021」をご覧いただければと思います。 持続可能な社会の実現に向けて、パーパスである 「世界が進むチカラになる。」 を起点に、MUFGグループとして優先的に取り組む10の環境・社会課題を特定しています。 (サステナビリティレポート18ページ以降) その10課題の中でも、以下の3つを重点課題と捉えています。

① 気候変動対応・環境保全

今年の5月に、「MUFGカーボンニュートラル宣言」を公表しています。(本邦金融機関初) 具体的には、 2050年までに投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出ネットゼロ 2030年までに当社自らの温室効果ガス排出ネットゼロ ですが、金融機関として投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出ネットゼロをコミットすることによって、自社だけでなく、お客さまと一緒に温室効果ガス排出削減を行うことで地球温暖化問題の解決に取り組んでいます。お客さまとの対話を通じたエンゲージメント活動やさまざまな商品・サービス、情報のご提供を通じて、皆さまと一緒に脱炭素社会をめざしていきます。

② 少子・高齢化社会への対応

若年層から高齢層の方まで含めて、各ライフステージに合わせた資産形成・資産承継のお手伝いをしています。 STOCKPOINT for MUFG の取り組みも、ここに関連します。 また、認知機能低下後も、円滑に金融取引を行っていただけるような商品・サービスもご提供しています。

③ インクルージョン&ダイバーシティ

女性に限らず、多様な社員の働きがい向上を目指し、育児・介護・不妊治療等の事情と仕事との両立を支援したり、障がい者の雇用促進、LGBTQの理解促進などの取組をしています。

──そのようなお取組の中で、特に私達一般の生活者に目に見えやすい取り組みを、ぜひご紹介下さい。

 

濱田様:金融機関ですので、目に見える商品を作っているわけではないのですが… 例えば、 「MUFGの森」 という取り組みがあります。 これは、三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行で、インターネット通帳に新規お申込み頂いたり、切り替えて頂くことで、その件数に応じて植樹をするという取り組みです。自社内だけでなく、お客様と一緒に取り組む活動となっています。 2020年の2月に発表して、今年の夏に1回目の植樹が終わったところですが、10年間で10万本を植える計画です。 この植樹には、職員も参加しています。

 

SP:職員の方も植樹に参加されているのですね。私たちが通帳を「紙」から「デジタル」に切り替えただけで、植樹につながっているというのは素晴らしい取り組みだと思います。

幅広い支援の活動

──いろいろなお取組の中で、ぜひこれを紹介したい!というのをお聞かせください。

濱田様:金融サービスを通じて取り組んでいく「MUFGカーボンニュートラル宣言」や「優先的に取り組む10の環境・社会課題」についてお伝えしましたが、金融サービス以外で積極的に行っている「社会貢献活動」についても、身近な取り組みとしてぜひご紹介させていただきます。

MUFGでは、「前年度のグループ業務純益の1%程度を社会貢献活動に充当する」という枠組みを活用し、社会にとって真に必要ではあるけれども、金融サービスを通じた貢献が難しい分野に対して幅広い支援を行っています。

 

SP:社会貢献活動では、具体的にどんなことをやられているのでしょうか?

 

濱田様:例えば2020年度には、新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けた医療機関や芸術分野への支援、コロナの影響でアルバイトの機会がなくなり経済的に困窮している学生や留学生の進学・生活支援などを行いました(総額34億円)。 そのほかにも「次世代支援」「災害支援」などを行っていますが、その具体的な取り組みについてはサステナビリティレポートで多数ご紹介しています。

MUFG SOUL~熱い想いを社会のチカラに~

──サステナビリティの観点から、ネット証券に対してメガバンクの貴行としてどのように対抗していくか?

田中様:ネット証券さんは、まさにエコに、今の時代に適合してきていると感じているので、メガバンクとしてもその中で協業できるところは協業して、今の時代に合った取組をしていかなくてはいけないと思っています 例えば、そのひとつが、STOCKPOINT for MUFGでもあったりするわけですが、もともと銀行はBtoBで企業様へ融資をして、一方で預金者様に預金をしていただいて、というのがベースにあるものですが、今の時代を考えると、例えば、スマートフォンを使ってそういう取り組みをもっと進めていき、預金者の皆様にもっと還元していくようなこととか、あると考えています。 また、身近な例ですと、近所のお祭りに参加したり、清掃活動に協力したり、あるいはチャリティとかイベントにも参加して地域に合った取り組みにも協力するような、そんなローカルなことも大切だと考えています。

 

SP:愛され企業さーちの投稿を見ていても、 メインバンクだから安心! 頑張ってください! というような応援のメッセージがたくさん投稿されていて、それだけ期待度や愛され度も高いのだなあと感じています。

 

田中様:はい、大変ありがたいことです。地域地域のそれぞれの取組の中でも、 コロナに対する銀行のスタンスが有難かった。ありがとう。 という声など、いろいろな声も頂戴していることは確かなので、そういう声の積み重ねも重要なのかなと考えています。

 

SP:お取組が非常に大きいので、今すぐにパッと効果が出るものでもないと思いますが、一方でひとつひとつの時代に合わせた取り組みも行っておられる、ということなんですね。

 

濱田様:はい、社員に対しても、意識向上のための研修を行うなど、様々な施策を行っています。 また、社会貢献活動にも力を入れていることは先ほどお話ししましたが、例えば、社員からこういう分野に支援したいというアイデアを募集して、その活動資金を会社が支援する「MUFG SOUL~熱い想いを社会のチカラに~」という枠組みもあります。社員の課題起点で考え、具体的に行動することで、多岐に亘る社会課題の解決に取り組んでいます。2020年度には子ども食堂や老人ホームの活動支援、地域活性化への貢献など、300件以上の企画・アイデアが寄せられました。 これからも金融サービスや社会貢献活動を通じて、さまざまなステークホルダーの皆さまと協力しながら、MUFGグループ一体で持続可能な環境・社会の実現に貢献していきます。

編集者が感じたこと

大きくて長期な目標と、地道な社会貢献活動の両輪で進める、 金融機関だからできるSDGs

 

サステナビリティレポートには実に様々な取り組みについて、細かく記載されていました。 このような大企業だから取り組める課題解決と、今私たちの生活の中で必要としていることに全力で応えていこうという取り組みと、それらが合わさって、持続可能な社会作りにMUFGとして取り組んでおられることがよくわかりました。

 

ぜひ、この素晴らしい企業の取組を、みんなで応援していきたいですね!

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