大病院の救命救急センターに搬送される患者のうちの、
10~15%が精神疾患を背景とした自殺企図患者なのだそうだ。
そして、自殺企図患者の半数以上が、急性中毒。
つまり毒となるものを体内に取り込んだ患者。
最近は、薬の依存症で市販薬を大量摂取して搬送される患者さんが、特に若い人に多いのだそうだ。
その救命救急の先生のお話しだと、なにかしら気分が落ち込んだりしたら、本来であれば心療内科を受診して適切な薬を処方してもらうのが良いのに、そういった医者に受診できない(多くはお金がない)
ような若者が、市販の風邪薬や咳止めに一定の成分が入っていることを知り、それを大量摂取し、さらにはそれに依存してしまう、
という不幸な事例が多いらしい。
「依存症」という言葉は、最近、いろいろなところで耳にする。
大谷選手の通訳さんは、ギャンブル依存症だったし…
普通に働いているマジメなサラリーマンが特に注意した方が良いのは、カフェイン依存症。
普通に珈琲を飲むのは問題ないが、カフェイン剤を意識的に大量接種すると、取り返しのつかないことになる場合もあるらしい。
何事も、極端に摂取はいけない。
自然体で普通に生活できる事がなによりだし、それが「健康」というものだ。
さて、もうひとつ、現代で問題となる依存症。それは、
「スマホ依存症」
スマホ依存症にならないように、一定期間、デジタルデトックスと称してデジタル機器を使わないで過ごす、というのも流行っているらしい。
つまり、お酒飲みが休肝日を作る、みたいなイメージ。
でも不思議なことがひとつ。
「私、今、デジタルデドックスしてます!」
って、Twitterに投稿している人がいるのは・・
これはどう解釈したらいいのだろう。
依存症は、一度かかると完治するのが意外と大変な病気なのかもしれない。
皆さんも、ご注意!を。