ツルツル・ピカピカ・スベスベがイイ!とは限らない(2024年1月19日配信)

ツルツル・ピカピカ・スベスベがイイ!とは限らない

もう5年以上になると思う。
毎日使っていたショルダーバッグが、いよいよ傷んできた。


マザーハウス、というブランドのバッグで、徹底的に実用型というところが気に入ってずっと使っていたのだが、いよいよバッグの内側の布部分が破れてボロボロになってしまった。


バッグ内側の見えないところなので、ワッペンみたいなものを張ったりして応急処置はしてきたのだが、それもさすがに限界に来た。そこで、修理ができるかどうかを聞いてみよう、と店舗に行ってみた。


店頭の棚には、新しいバッグ達がたくさん並んでいる。


どれも、実用的なバッグで、ステキ。
「ほら、見て見て。私ってこんなにきれいでピカピカなのヨ」
って、バッグが私を呼んでいるようだ。


店員さんに、バッグの修理をお願いしたいと伝えると、一旦預かって修理担当が見てみて、どんな修理が出来るかなどを別途連絡する形になります、と言われたので、持っているバッグを預けて帰ることにした。
となると…


修理に出すバッグの中に入っていたものをどうやって持って帰るか・・・

もしかしたら、
「ここまで傷んでいると、修理は難しい」
と言われる可能性もあるなあ、ということを口実に、エイッと新しいバッグも購入することにした。


というわけで、最近は新しい、ツルツルでピカピカなバッグを持っているのだが、これがあまりにスベスベで、電車で座った時に膝に置いてもスルスル滑ってしまってなんだか使いづらい。外側の皮も型にピタっとはまっていて、どことなくしっくり来ない。見た目は確かに良いんだけれど…


修理の見積もりに出したバッグは、内側のボロボロになった布の部分に皮をあてがう方法でお直しをしてくれると連絡があった。

新しいバッグと比べると、外側の皮もかなり傷んでいるし、年期が入っているのは一目瞭然。それでも、使い込まれているので皮も程よく柔らかくて、持った時に体になじむ感じがやはりイイ!

もったいない、とか、SDGs的には、とか、いろいろ今風な考え方があるけれども、私は単純に、
 このバッグがイイ!
と思っているので、修理して戻ってきた君を、まだまだ使い続けるつもり。

だって、
 君が好き!
なのだから。

多分、これって人間も同じなのではないかな。
最近気になっている、二の腕のプルプル。
これをなんとかしないとなあ、と思うのだけれども、もしかしたら、
 これがイイ!
って言ってくれる人もいるかもしれない。

そんな人と出会って、
 君が好き!
なんて言われたら、さて、どうしようか・・・ 悩みはいくつになっても尽きないものだ。

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