アメリカでは「自分でなんとかする」が基本。一方、日本は… (2024年4月12日配信)

自動車はガソリンで走る時代ではない!

EV(電気自動車)でなければ、売れない!

 

と、ここ数年ずっと言われてきた。

 

ところが最近、HV(ハイブリッド車:ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターの2つの動力源を備えた自動車)の人気が世界で急に高まっている。2035年以降はガソリンを使う車の販売停止を決めた欧州でも、HVの売上が増加している。

 

その理由は、

 「EVへの不安と不便」

 

大寒波や大量積雪に遭遇した時に、充電が切れることへの不安だ。

実際、そういった場面に遭遇して、やむなく車を放置して避難したという例も多数報告されている。

 

また、充電設備の問題や、充電にかかる時間など、まだまだ不便な点も多いのがEVの現実だ。

 

中長期的には、環境への配慮もあり、EV需要が増えていくのは確実。とは言うものの、「現実的な解」として、当面はHV車で、というのが合理的な選択というわけだ。

 

いきなり、あるべき理想論から「すべてEVに切り替え」ではなく、ガソリン車100%から徐々に目指す形に移行していく、という今が過渡期なのだろう。

 

だから、トヨタ自動車の業績も、直近期は絶好調!なのです。

EVと言えば、テスラを思い出すが、テスラのCEOイーロンマスク氏は、EVの将来について様々な新しい可能性を考えている。

 

たとえば、自宅に駐車されている自動車が使われていない時に、自分でUberの注文を受けて、配達してから自分で駐車場に戻って来る、という仕組み。自家用自動車が空き時間を使って、自分で稼いできてくれる、というもの。確かに、自動運転・AIが進めばこんなことも可能になるのだろう。

 

自動車はただの移動手段ではなくて、もっと付加価値を作り出せるものなのだ、という話。

 

以前、自動運転技術についてのイベントに参加したことがある。

この分野は、未来の社会のためになると政府も後押ししている取組だが、まだなにが標準となるのか混沌としている状況のようだ。

特にインフラ整備という点では、日本の場合は道路とか信号とか、自動運転を助けるためのインフラの整備を政府主導で進める話が進んでいるそうだ。

 

一方でアメリカの場合は、テスラのように、車の方で感知して車が自分で判断して処理できる機能を搭載する、という技術開発が進んでいるそうだ。

 

こういう話を聞くと、日本とアメリカのアプローチの違いに、国民性が出ているなあ、と思う。

なにが標準になるのかはまだこれからだが、安全で快適な社会になることを願うのです!

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