【コラム】筋肉は裏切らない
筋肉体操で有名な近畿大学の谷本先生。
筋肉は裏切らない
NHK「みんなで筋肉体操」に出演する先生の決め台詞。
これが、流行語大賞にノミネートされたのは2018年だった。
※筋肉体操、ご興味ある方はyoutubeで一緒にやってみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=bt_dpLT88V8
ひとつひとつの動きはそんなにハードではないのだけど、先生の言う通りに頑張ると相当キツイ。
谷本先生の逆三角形体形には惚れ惚れするけれども、
それより気になるのは、先生のお言葉。
筋肉は裏切らない
だけでなくて、
あと5秒しかできません
とか、
キツくてもツラくない!
とか。
「あと5秒頑張れ!」ではなくて「あと5秒しかできません」、でなんだかあと5秒出来る気がしてくるのが不思議。
この独特のお言葉で、先生はナッジアンバサダーにも就任されている。
「ナッジ」
これは、行動経済学の言葉で、「そっと突く」という意味。
個人や集団の行動に対してさりげなく後押しして、その行動を促進する効果があるもの。
この概念を最初に発表したシカゴ大学のリチャードセイラ―氏はノーベル経済学賞も受賞している。
例えば、ウナギを食べようとした時に。
松竹梅の3種類がある。
松はウナギも大きくておいしそうだけれども、5000円もする。
梅は900円で安いけれども、あまりにウナギも小さくて物足りない。
だったら竹の3000円のうな重にしておこう、となる。
これがまさしくナッジの例で、店側は真ん中の竹を選んでもらうためにあえて3種類を提示して、客が自分の意思で竹を選ぶように仕向けているのだ。人は真ん中のものを選びやすい習性がある。
だから、谷本先生の、
あと2回しかできない!
の声掛けで、キツイのにあと2回スクワットしてしまうってわけ。
今週、夕刊フジに私のインタビュー記事が掲載された。
ビジネスとか仕事の話しというよりは、私個人のプロフィールを取材して頂いている。
写真も掲載(しかも、なんとカラーで大きく)されるというので、当日は派手目なものを着て、
カメラマンさんからのいろいろなポーズの要求に慣れないながら一生懸命取り組もう、と撮影に臨んだ。
立ったり、座ったり、横向いたり、微笑んだりとひとしきり頑張って、終わったかなと思った最後に、
じゃあ、STOCKPOINTの看板を頭の上に載せてみて頂けますか
と言われ・・
え~~「頭の上」に載せるの? ほんと?
と激しく違和感を感じながらも、もうこれで終わるならいいかと、頭の上に看板載せたポーズで1枚パシャリ。
そして今週、掲載記事を見てみると、この最後のはずかしい1枚が、一番目立つところに掲載されているではないか。
ヤラレタ
カメラマンさん、私をナッジで誘導するなど、
オヌシ、なかなかのもんだわのお…
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