※GDPとは「国民総生産」のこと。(社会で習った覚えありますよね)
簡単に言うと、その国の経済状態を示す数字。GDPトップの米国は、世界経済の中でも、一番の経済大国だ、と言える所以です。
今回、日本は残念ながら(?)2023年のGDP総額としては第4位となりました。前年は3位だったので「転落」ということですが、この数字はドル換算したものなので、円安の日本にとってはやや不利な状況ではあります。
注目すべきは、他国との比較よりは、日本の中で経済状態どうなっているの?という話。
日本の2023年のGDPを、前期(2023/7~9月)と今回(2023/10~12月)で比較してみると、これが見得てきます。
注目!!
注目すべきは、他国との比較よりは、日本の中で経済状態どうなっているの?という話。
日本の2023年のGDPを、前期(2023/7~9月)と今回(2023/10~12月)で比較してみると、これが見得てきます。
一番の問題は、個人消費が弱いこと。日本は2年間、ずっと実質賃金が下落しているので、個人消費も小さくなるのは当然と言えば当然。
「勝ち組」と「負け組」の2局化
また、企業サイドも、「勝ち組」と「負け組」の2局化が一段と差が付いたようです。
実質GDPがマイナス成長(▲0.1%)でも、一部の輸出企業は円安の影響で大きな利益をあげ、それがこのところの日本の株式市場の活況にも一役買っています。
一方で、昔ながらの中小企業は、値上げ転嫁も難しい中で、今後もますます厳しくなっていくかもしれません。
投資の観点からは、多くの頑張る中小企業も応援していきたいですが、直近は「勝ち組」に照準を合わしていくのが賢明のようです。
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