昨日の”今日のトピックス”からの続き
法人の売買高が、1月以降直近までずっと「売り越し」になっているところを、少し細かく見てみました。
法人の内訳をさらに細かく見たのがこのグラフです。
①投資信託が売り越しです。日本株で運用する投資信託が解約されているのかな、という印象です。S&P500やオルカンなどにシフトしているのかもしれません。新NISAが始まったものの、個人の資金が結局海外モノへの投資に流れているのかな、と。
②金融機関も売り越しです。メガバンクや地銀は、明らかに「利益確定売り」なのでしょう。また、年金の運用など受託している信託銀行も大きく売り越しています。
一方で、昨日のトピックスのチャートに戻りますが、個人投資家が日本株のマーケットの上昇局面で買いに来ているのは、「短期売買で儲ける」ことではなく「長期で成長する企業の株を持つ」という流れに変わってきたのではないか、と考えられます。これは、個人投資家の裾野が広がることにもつながるので、喜ばしい傾向のように思えます。
3月に向けて、様々なプレーヤーがどう動くのか、はしっかりと見ていきたいと思います。
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