日本株“下げ相場”の理由とは?
先週の日経平均最高値から、今週に入り一気に日本株は下げ相場になりました。この理由は、大きく2つ。
1.エヌビディア株の下落
→「AIと半導体によるバラ色の未来」へ冷や水効果
2.日銀の委員が、日本の金融政策の変更(要は、金利あげまっせ!という話)について踏み込んだ発言
→ 為替が一気に円高へ
→ 日本の金利上昇は株式市場にはマイナス効果なので、やや「高所恐怖症」だった投資家が、「もうこの辺で利食いしておくか」と思い切って売ったから
推測ですが、こんな感じで今週に入って売りに転じたのかなあと思います。
ただ、冷静に数字を見ると、日経平均はそれほど割高水準にはなっていない(PERで16倍くらいなので、まあまあな数字)ので、決してバブルではないですし、この先も何千円もどーっと下落する可能性は低いと思います。多分、今週半ばにはまた元に戻る方向性になるはず。
注意!値動きが大きく、上昇しているときこそ…
大切なことは、「さてこれからはどうなっていくのだろう」ということ。
当たり前のことですが、企業は業績が良いことが株価上昇につながりますので、
1.業績が良い=増益率の高い企業を選ぶこと。
2.「1」で業績が良いのに、割安な水準の銘柄はまだ残されているので、そういう銘柄を選んで行きましょう。
の2点。
たとえば、ファーストリテイリングはPERが40倍を超えているので、さすがにちょっと割高かなあと感じます。
一方で、ソフトバンクGはPBRが1.3倍なのでまだ割安、楽天Gも携帯以外の事業の評価が現状株価水準の倍くらいあるので割安だ、と見えます。
→「値動きに惑わされずに割高・割安を見極めよう」(さらに解説はコチラ)
株式投資、値動きが大きい時ほど、そして、良い感じで上昇している時こそ冷静さが大切。
参考にして個別銘柄投資を楽しんでくださいね。
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