小さいけど一歩踏み出した「マイナス金利解除」
日本経済が「デフレ経済」から脱却し、あるべき姿で経済が好循環に回っていくように移行していること。これが、株価全体にも大きく影響することで、今、最も政府も日銀も目指している方向です。
今回、日本はやっと
「マイナス金利を解除する」ことになりました。
そもそも、金利がマイナスであること自体がおかしいので、大きく一歩を踏み出したというよりは、小さいけど一歩踏み出した、と言う感じ。
その上で、日本の企業で働く人の賃金は・・・というと、
春闘や中小企業連合(ものづくり産業労働組合)の集計におると、概ね
4% ~ 5%強
の賃上げ率になっている様子。おおむね賃上げは進みつつある。
次に見るべきポイント!
教科書的には、金利が上がると株は下がる、のですが、今回は株式市場も好調。
実は株式市場を動かす要因は、単純に金利だけではないのですが、今の状況を見ると以下のような感じです。
①実際の短期金利は、上がったとは言え、0.1%という超低水準だったこと。
>これじゃあ、上がったってホント言えるのか? 金利がない世界から見れば、確かに上がったのだが…
②物価上昇分、消費者物価指数(CPI)は2%。
これを加味した「実質金利」を算出すると、まだマイナス金利の状態。
これが、まだまだ株や不動産などのモノに投資したいよね、の背景。実質金利がマイナスって事は、お金は普通に目減りしている状況なので、お金を持っているよりは実物資産を持っていた方が価格もあがるから有利、だから株を買おう、ってことになる。
この春の注目はこれ!
この先、春の賃上げで実質金利がどうなるかに注目しておく必要があります。
①もし、賃上げ上昇が非常に大きい場合は、個人所得も増えるので日本の経済はプラスになる!
②もし、中小企業を含めての賃上げがそれほどでもないとすれば、国内経済は弱くなるので、特に消費財メーカーなどはさらに厳しくなる可能性大。マイナスに↓
いずれにしろ、次は春の賃上げがどこまで大きく伸びて個人所得を増やす原動力になるか、に要注目です。
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2件のフィードバック
次々と銀行金利が上がっているお知らせがやってきますが、なにせもともとがほぼ0に近いものが30倍になったところであんまり変わらないでしょというのが正直なところです。春にいろいろなものが値上がりするので賃金もアップして〜と切に願います。
話は変わりますが、イラストで描かれている土屋社長もP子ちゃんもポニーテールですが、馬好き? 笑
春なのでアップにしたり、ツインテールにしたりおしゃれな2人も見てみたいです!
賃金アップですよね!
P子にいつもコメントありがとうございます!
そしてご提案まで!提案を受けて、早速3/29のメルマガには「天使ちゃんP子」登場させてみましたが、に気づいていただけましたか🤗?まずはメルマガからいろんなP子を登場させてみようと思うのでお楽しみ