1Q決算は、売上+9.3%、税引き前利益も黒字転換と堅調。
しかし当期利益は赤字で、ここがややマイナス。
ただ、赤字の要因は法人税の増加なので、それほどネガティブではないと思います。
当期利益の凹凸を、過去2年で比較したのがこのチャートです。投資会社であるソフトバンク・グループは、投資先企業の「株式の時価評価」が利益に直結するので、四半期毎の当期利益は大きく上下します。
ここは、ソフトバンクGが他の多くの企業と異なる点。
ソフトバンクGの事業セグメントは4つ
ソフトバンクビジョンファンンドは、SV1とSV2があるのですが、そのうちのSV2の方がやや苦戦しているようです。
ソフトバンクGは今回上限1億株(発行済株式の約7%)の自社株買いを発表しました。
今回のように、投資事業によって得られたリターンを、自社株買いや配当によって株主に還元していくサイクルが今後も定着していけば、会社の企業価値はすごく大きくなるように思います。
今後に注目!
ソフトバンクGが、その昔、モバイルのソフトバンクを自社の事業として再建したように投資先企業の事業を自社に取込み事業会社として大きくなるのか(上記の③)、あるいはピュアな投資会社として利益を株主に分配していくのか(①②④)、いずれの道を目指すのか。今後に注目!です。
ちなみに、同社のPBRは現在1倍以下。 ここは「割安水準」かもしれませんね。
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