トヨタ自動車が1Qの決算発表!3つの心配な点とは?(2024/8/9)

2025年3月期 第1四半期 実績より

https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/financial-results/2025_1q_presentation_jp.pdf

Q決算は対前年ではプラスだったものの、事前の市場の予想に対してはマイナス。

「やや失望」な感じで株価も下がっています。

3つのちょっと心配な点。

国内の売上げ、特に販売台数が伸びていない。(対前年比 ▲21%)

  これは、国内での認証不正問題で生産や販売が止まっていたことの影響でしょう。

 

米国の営業利益が伸び悩んでいる。

 米国では販売競争が激化していて、それによってディーラーへの販売インセンティブが高騰しているようです。

 販売奨励金は、1台あたり、   

   去年は約550ドル  ⇒ 今年は約900ドル にも。

 ちなみに、日産自動車は、この高騰で営業利益が99%落ち込むという状況にまでなっています。それに比べるとトヨタはまだ良い方なのかもしれません。

 

③で、結局は「為替」の影響が大。

 チャートで示した通り、結局利益の増加要因で大きかったのは、「為替の効果」でした。

 つまりは、「円安に助けられた」って感じ。

 

というわけで、これからのトヨタを考えるにあたっては、「円高になると買われづらい銘柄」であることを意識する必要があります。ですので、円安以外の要因で、良い決算ができるかどうか、が今後のトヨタ自動車を占うことになると思います。

本投稿記事に掲載されている内容は、STOCK POINT株式会社のサービスについてのご案内等のほか、投資一般に関する情報の提供を目的として当社が作成したものです。
個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。

1件のフィードバック

  1. 長年トヨタの車に乗っています、これからも良い車を作って頑張ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

【スポンサーリンク】

関連・おすすめ記事

SHARE:

【スポンサーリンク】

Copyright© STOCK POINT Inc. All Rights Reserved.