日本の4-6月期のGDPを発表!良い結果。でも安心できない理由は…(2024/8/20)

4-6月のGDPは、

      実質ベースで対前期比 0.8

      年率換算だと     3.1

「予想以上に良い結果」でした。

 

これを受けて、株式市場はプラスに反応しています。

 

但し・・・

これだけで、良かったと安心していられない理由があります。

それは「対前年比」で見ると、実はマイナス成長になるということ。

 

つまり、「対前期比」とはまったく違う風景になります。

 

解釈としては、

  ・前期(1-3月)が低かったので、今期(4-6月)はプラスになっただけ

  ・昨年からGDPは縮小傾向だったが、この4-6月から回復局面に入っている

 

の2つが成り立ちそうです。

ちなみに・・・

ちなみに、コロナ前の水準に比べてどうだったかを見てみると、

  ①実質GDPは、コロナ前よりも大きくなっています。

 

  ②個人消費も設備投資も、コロナ禍以前のピークには届いていません。

    - この「今ひとつ勢いがないところが、設備投資の課題」になっています。

 

  ③一方で、政府部門の支出はコロナ禍で伸びが加速しています。

    - 結局、日本のGDPを「継続的に」押し上げているのは「政府部門の支出」   

       これが、日本経済にはっきりとした自信を持てない要因。

 

というわけで、

 「現在の景気拡大も、実は政府支出が主役」という印象で、そうなるとやはり日本経済の弱さが気になってしまいます。考えすぎでしょうか・・・

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