先日、NHKから
エンゲル係数は上昇しているのか?
という記事がありました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241115/k10014639271000.html
ちなみに、エンゲル係数とは. 家計の消費支出にしめる食料費の比率(%)のことで、一般的に所得の上昇につれて家計費にしめる食料費の割合が低下する=エンゲル係数は下がると言われています。
つまり、「最近、エンゲル係数が上昇している」というのは、
家計食糧費の上昇を、所得の上昇でまかなえていない
のではないか、ということになります。
このところの物価高には、買い物をするたびに「ため息」が出る最近ですが、
その物価の伸びを 「食料品」に限って見てみました。
その伸び率はやはり、チャートにある通りかなり大きい!
単純に「賃金の上昇率」と比較してみた場合に、賃金上昇以上にプラス8%も食料品上昇が上回っているというデータがあります。
つまり、
物価上昇は、特に低所得者世帯へのインパクトはかなり大きのではないか
そしてこれが、エンゲル係数の上昇につながっているのではないかと考えられます。
トランプ相場によって円安・ドル高、米国金利の上昇が続いています。そのため、日銀が「12月に利上げ」をする可能性が高まっています。でも、もし日本で利上げが行われると、低所得者層の消費がかなりダメージを受けている中で、住宅ローンを利用している世帯や中小企業へのインパクトが加わり、日銀の想定以上のダメージがあるかもしれません。
というわけで“12月にかけて日本株は要注意”かもしれません。
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