各企業株価推移より当社作成
このところ、大手商社の株が全体的に下落基調です。
以前は、バフェット氏が投資をしたという情報を受けて、大手商社の株が爆上がりした事がありましたが、このところは全体的に停滞・下落基調です。
そのひとつの原因は、資源価格の下落。資源に投資をしている商社にとって、この状況は自身の利益水準を引き下げることになります。例えば、三菱商事がここ最近で株価が大きく下落しているのも、これを嫌気として離れる投資家が増えているからではないか、と思われます。
一方で、資源関連に重きを置くのではなく、もっと儲けられるところでしっかりと儲けるという特色あるポジションを確立している伊藤忠は、他の商社とは違う値動きをしています。
そして、敢えて商社の神髄とも言える、「利益」、をどれだけ出しているか、を比べてみると…
今期の当期利益が対前期比 +37% の住友商事は群を抜いています。
PERも、7.5と、標準的には15倍より上だと割高、下だと割安と言われていますので、この7.5は数字だけでも「かなり割安」と言えます。
大手商社と言っても、各社各様で、戦略も重点事業もちょっとづつ違いがあります。
そのあたりを理解して、今後の有望株を見つけてみてはいかがでしょうか。
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