ホンダと日産の経営統合が破談。三菱自動車のこれから

三菱自動車工業(7211)
 成長性 ★☆☆☆☆
 割安さ ★☆☆☆☆
 期待値 ★☆☆☆☆
 総合  ★☆☆☆☆

 

ホンダと日産の経営統合に向けた協議が打ち切りとなりました。

両社は、それぞれ独自路線を突き進むことになります…

 

そこで、

日本の自動車メーカーが今、直面している「問題」

そして、

今回の協議破談でどうなるのか?「三菱自動車(7211)」

を、改めて考えてみましょう。

日本の自動車メーカーが今、直面している「問題」

1.サマリー

 

日本の自動車メーカー(除く、トヨタとスズキ)の稼ぎ頭の主力の戦場は、1位アメリカ、2位ASEAN。

でも、アメリカは販売インセンティブが高騰、ASEANは中国メーカーからの攻勢によって利益が大幅に削られている。

と、かなり厳しいマーケット環境。

 

そんな風に考えると、たとえホンダであっても単独での生き残りはかなり難しいのでは・・・もしかしたら、残された時間は一般に思われているよりも遥かに短いのではないか? - 1~2年くらいなのでは・・・。

 

 

2.2月現在で決算発表があった自動車大手3社の業績は、悲喜こもごも

 

日本の自動車メーカーが今、直面している「問題」

日本の自動車メーカーが苦戦している理由は、
① 北米が減益になっている。

② アジア(特に、ASEAN)で稼ぐべきなのに、そこでの利益率がとても低くなっている。

③ ①②の2トップが苦戦しているので、EVや自動運転といった「次の課題」への対策を打てる状況にない

 

簡単に、3社の3Q決算を見ておきます 

以下は、3Q決算の「前年同月比」をグラフ化しています。

グラフの通り、スズキは好調、トヨタはそこそこ、三菱自動車はかなり厳しい!でした。

各社決算より当社作成

今回の協議破談で「三菱自動車」どうなるのか?

3.三菱自動車の業績を詳しく見てみましょう

 

三菱自動車の業績をもう少し詳しく見ていきます

 - 以下は、同社の四半期毎の(単独)当期利益をグラフ化しています。

 

前々年、前年は、各四半期で利益をあげていますが、今期は利益がどんどん縮小しており、3Qは赤字になっています(※2020年度と2021年度はコロナの影響) 

三菱自動車の地域別の売上げは、欧州を除いて比較的均等に分散されている一方、営業利益は北米が突出しています。一方で、日本は赤字、アジアの利益率はとても低い上に、中国メーカーの攻勢が本格化していて厳しい状況。辛うじて、その他(豪州・NZ・中東・アフリカ)が稼いでいる、という状況です。

三菱自動車当期純利益より当社作成

これは実は、三菱自動車だけの話ではなく、他の日本メーカーにとっても同じで、実際の状況は決算数字以上に厳しいのではないかと考えます。

 

そんなことで、ホンダと日産がそれぞれ単独でやっていくというのは「非常に厳しい」道のりになりそうです。

 - 再編やM&Aといった展開になるかもしれません。

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