美味しいものは、人を元気にする
食欲の秋。
美味しそうな秋の食材が店先に並ぶ。
恐る恐る値段を確認しながら、何を買おうかとあれこれ悩むのも、また楽しいもの。
食欲に誘われてか、普段はあまり見ることのない
「きょうの料理(NHK教育テレビ)」
を、見た。
シェフのON&OFFごはん
と題して、その時は、
日本料理の達人が、ちょっと手間をかけてお店の味を家庭でも楽しむ、というONごはんと、
家でサクッと時短で美味しく作れるOFFごはんの2品の作り方を指南する、という内容だった。
私が知っていた「きょうの料理」は、NHKの女子アナウンサーが進行を管理しながら、ゲストの料理専門家が自慢のレシピを披露するという番組だが、この回は違っていた。
まず、進行役(MC)は…
多分NHKの人だろうと思うが、一見、普通のおじさん。
進行役としても、どこかつたない感じ。
でも、この進行役のおじさんアナウンサーが、いい味を出しているのだ。
シェフが、料理をしながら、
「普通のパン粉ではなくて、あられを砕いて使うことで、食感も楽しめるんです」
というと、
「あられ、ですか。あられをまとって、魚もあられもない姿に驚いているでしょう!」
とか、
「酒は、煮切ったものを使った方が、アルコールも抜けてまろやかになります」
というと、
「そうなんですね。私も煮切った方が、人間としての丸みも出ますかねえ。どうでしょう?」
と切り返し、シェフも返事にオタオタしたり。
レシピを知りたいだけなら、TikTokなどの動画をチェックすれば十分かもしれない。
でも、こんなやり取りも楽しめる番組は、やはりTVならでは、だ。
最近のNHK、特に教育テレビは攻めているなあ、と思っていたが、「きょうの料理」をここまで料理するとは。
NHKも、なかなかやるなあ。
昨日は、会社の人とお寿司屋さんへ行った。
旬や、はしりの美味しい食材を堪能した。
今だけしか味わえないという「生のいくら」も頂戴した。
私たちがいつも食べているいくらは、塩漬けとか醤油につけてあるもの。
でも、昨日の生のいくらは、しょっぱさがない、いくら本来の味を味わうことができた。
美味しいものを食べると幸せな気持ちになる。
秋だから・・・
時にはちょっと贅沢して美味しいものを食べて、エネルギーをチャージしてはいかが?