セブン&アイとクシュタール社を比べてみた (2024/10/22)

 セブン&アイに買収提案をしているとクシュタール。

 クシュタール社はカナダや米国でコンビニやガソリンスタン度を経営する会社です。

 ここで、両社を比較してみようと思います。

 

まず、

 「コンビニを運営する」という能力においては、セブンアイが圧倒的にすごい

それは、セブンアイの国内コンビニ事業の利益率を見れば明らか!

セブンアイの売上のほとんどは海外のコンビニでの売上なのですが、利益率は断トツ国内のコンビニ事業でたたき出しています。

これを裏返すと、海外コンビニはとっても薄利、ということ。

 

一方、

 「企業経営力」という視点だと、クシュタールに軍配が上がります 

 バランスシートの使い方が断然上手で、小さな資産・資本で、より多くの売上げ・利益・キャッシュフローを生み出しています。 結果として、ROAやROEはクシュタールの方が断然高く、それは時価総額にも反映されています。

まとめ

 こんな風に比べてみると、株主(=企業オーナー)という立場だと、

 「クシュタールが経営し、セブンアイに現場を任せる」という組み合わせが最強に思えます。

 

日本企業の現場力はスゴイものがありますが、企業経営力と言う点ではもう一歩…

という典型的な事例のように見えます。セブンアイの経営陣の皆さんも、「買収されるかもしれない・・・?」ということに、もっと危機感を持つべきなのでは・・・

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1件のフィードバック

  1. とても面白い買収劇ですね。
    クシュタールに、サークルKブランドがあるので復活を願ってしまいますね。
    先程の経営と現場の話は、まさにそのとおりだなと感じました。

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